生活感
住まいにまつわる言葉で”生活感”というものがあります。
本来の意味を辞書で引いてみると
喜怒哀楽の感情を持ち、学び、働くなどの活動を行う、人らしい雰囲気。また、住まいについて、いかにも人が暮らす所という感じ。 gooデジタル大辞泉
とありますが、最近では”雑然としている”という意味で使う方も多いのではないでしょうか?
私は、この悪い意味での”生活感”を生み出す一つの要因に
洗濯物があると思います。
近所で新築された家の前を通った際、
リビングに洗濯物が干されているのを見かけました。
まだ建築されて一ヶ月も経っていないのに、ものすごく生活感を感じてしまいました。
どんなに立派なソファーを置いてもきれいなカーテンを付けても、
部屋のランクがガクンと落ちる感じがしました。
今の家は、どこで干しても乾くのだから
せめて寝室などにすればもう少し美しく住まえるのに
と、他人事ながら思ってしまいます。
しかし、これは設計する側のイメージ力不足ではないかと思います。
暮らしをしっかりとイメージすれば、室内干し場のひとつも提案できるのではではないでしょうか?
もしくは、打ち合わせペースが速すぎるのでは・・・・。
と、一丁前に批判する暇があったら、
自分のイメージ力を高めないと。
新築住宅、じっくりと打ち合わせ中です。