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断熱に「裏ワザ」と「絶体」は無い

断熱の勉強をすればするほど、強く実感することがあります。
「この素材を使うだけでもの凄く暖かくなる」といったような「裏ワザ」とか、
「この工法が全ての問題をクリアした唯一無二の工法だ!」といった「絶対的」なものは存在しない。
ということです。

少しでも性能の高い素材を少しでも厚く使う。
窓の性能が良いものを使う。
ほんの少しの隙間に思いを馳せ施工時にふさいでいく。

住宅の断熱性はこの三点に集約されます。
そして、その三点を追い求める中で、重さやコストや湿気の処理など問題があります。それぞれの工法で得意不得意があり、どれを重視するかによって弱点に目をつむるしかありません。

住宅業界を眺めていると、結構トンデモなお話が飛び交って「、絶対無二」の工法が山ほどありますが、逆にそんな工法は「水素水」と同じウソです。やめておきましょう。

ちなみに、中澤工務店で採用しているセルロースファイバー断熱ですが、
〇吹込みなので、施工時に構造体との間に隙間が無い
〇柱の厚み目一杯吹込みできるので、性能値を伸ばしやすい。(高性能現場発泡ウレタン系は、後で切断するのが大変なので、厚みを確保できず性能が伸び悩む)
〇素材自体に吸放湿性があるので、壁の中の結露を防ぎやすい。
×高い
×外側への付加断熱が開発されていないので、Q1.0住宅などへの対応が不明。
というメリットとデメリットがあります。

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