ダメなフローリングほど可愛い
中澤工務店では、リフォームや新築の時にパインや杉などの柔らかい木の無垢フローリングをお勧めしています。
築六年の我が家も、パインの無垢フローリングです。足触りがとても柔らかく、裸足で歩くのがとても気持ちがいいです。
しかし、このフローリングは、傷がつきやすく、汚れやすく、乾燥などによって多少動いたりします。
メーカー製のフローリングは、傷がつきにくく、汚れにくく、変化しないようにすることを競い合っているので、そういった意味ではダメなフローリングかもしれません。
でも、私はそれがむしろ良いと思っています。
住んでいく中での傷や汚れは、家族がそこに暮らしたという証なのではないでしょうか?
時間とともに変化していくのは、家そのものも家族と一緒に育って年を取っていく様に感じられます。
築六年の我が家のフローリングも、元気に息子が飛び回り、ランドセルを床に放り投げて暮らしてくれたおかげで、傷だらけです。茶碗を落としてできた傷も残っています。
でも、それが、なんか良いです。
ここで暮らして、いろいろあったなぁということが実感できます。
完ぺきとは程遠い。でも、なんかかわいい。
無垢フローリングってそんな感じです。