新しい日々を彩るリフォーム
定年退職を機に、ご自宅にいることが多くなることをみこして、リフォームのご計画のお話を頂きました。
新しい暮らしが愉しく快適に過ごせるような住まいになるよう、力を尽くしました。
まず、LDKを改装させていただきました。
当初は、床に無垢材を張るだけで済ます。と言うお話を頂いておりましたが、「せっかくですので」とキッチンの方までご提案させていただきました。
新しい毎日を素敵に彩るためには普段いる時間の長い場所を素敵にしてもらった方が良いと思ったからです。
床には長野県産材カラマツを使いました。
年の経過とともにアメ色に深まっていく変化が楽しめます。
キッチンの壁面にはタイルを採用していただきました。
おそうじのしやすさは、キッチンパネルに軍配が上がりますが、やはり質感やかわいらしさではタイルの圧勝です。
照明の計画にもこだわりました。
照明器具を多数配置することで、表情を変えることが出来、おしゃれなだけではなく、機能的にも使い勝手が良いようにしました。
リビングと寝室から出入りできるウッドデッキも作成しました。
少しだけパーゴラをかけることで、表情に変化が出ました。
1階にあった和室を寝室に改装しました。
「来客をわざわざ和室に通すという事もなくなったし、自分たちの為に使おうと思って。」とのことです。
また、将来的に足腰が弱くなることを見越して、このリフォームを機に一階で寝起きできるように整える意味合いもあったそうです。
和モダンを基調とした空間でゆったりとくつろげる空間に仕上げました。
夜は壁面を照らすスポットライトでぐっと落ち着いた雰囲気を演出しました。
ウッドデッキを広くとったので、寝室からもアクセスできます。
また、収納と洗濯物を干せるスペースを増築しました。
生活が一階だけで成り立つようにするためには収納計画も欠かせません。
寝室は、断熱にも配慮しました。
増築部分には樹脂サッシ、ベットの頭部分には樹脂内窓を使う事で、寝ている間の室温の変動を少なくすることが期待できます。
住まいの外部も、全体的に手を入れさせていただきました。
当初は、外壁の上張りか張替えをご希望されましたが、外壁の状況を見たところ塗装で十分今後も機能を保てると判断しましたので、塗装工事をご提案しました。必要でない工事にお金を使っていただくのは中澤工務店のポリシーに反します。
上品なごく淡いピンクの塗装は、天気や時間によって表情を変えます。お打ち合わせの時は「大人かわいい外観」としてご提案させていただきました。
「手を入れたところはどこも居心地が良いから、ついついお酒を飲みすぎてしまう。」と嬉しそうに話してくださる姿をみると、こちらまで嬉しくなってしまいます。
「リフォームって暮らしを豊かにする力があるんだなぁ」と改めて実感させられたお仕事でした。